若手歯科医の備忘録

大学で矯正を勉強中かつ実家で一般治療を勉強中の若手歯科医の備忘録のつもり

2021年の振り返り

振り返り:悪かった点

・新しい職場に就職したが、同期と大モメした。就職前に噂でヤバいとは聞いていたが、一緒に働いてそのヤバさを実感した。モメにモメまくって、今はある程度のところに落ち着いた。

・自営業の家族の体調が悪くなって、その手伝いなどに駆り出された。今は体調は落ち着いたので良かった。

・仕事について、当初の想定通り慣れずに、怒られまくったが、1年経って慣れるところは慣れてスムーズにできるようになった部分もある。もう少し時間をかければベーシックな仕事も慣れるだろうと考えている。

・夏~秋頃にかけて何もやる気が出ず、鬱っぽくなった。何も考えず雑に遊んだことによって、なんとか踏みとどまった感じはある。

・それまでの趣味をほとんど手につけることが出来なかった:ギター、旅行、ゲーム等それまで続けてきた趣味を継続することが出来なかった。2022年はもう少し手をつけたい。

 

振り返り:良かった点

・自分にとってのボトルネックであるところのポジショニング(診療姿勢、口腔内の見方、ミラテク、器具の当て方)がある程度定まって良かった。

・自分の納得のいくような支台歯形成ができるようになった。学生時代は下手くそ過ぎて自信をなくしまくっていたが、気が狂ったように歯牙模型を削ったお陰で、許せるくらいの形成はできるようになった。ジルコニアなど私費でも通用できるようにさらに上達したい。

・根管治療について:親の体調不良で何度か仕事を任せられたが、その中でも根管治療が難しかった。上顎大臼歯など難易度の高い根管ではファイルを挿入することすら出来なかった。その経験から、透明根管を使った練習や、石井宏先生のペンエンドの勉強をしまくって、基礎からNiTiロータリーなどの学習を深めることが出来た。知識は相当ついたが、それをしっかり再現できるかと言われたら難しいので、手技を上達させたい。

セミナーに行った:相談なしに親がセミナーを予約し、参加した。職場では若手が多く中々仕事が回って来ずに、学習速度が遅く不安な毎日を送っていたのだが、セミナー1日で半年分くらいの学びがあり、また、講師がペンエンドの石井先生だったり、東京の大学の教授だったりレベルが高くて驚いた。半信半疑で参加したのだが、参加するかしないかで手技に割りかし大きな影響が出ると感じたので、可能であるのならば今後も参加しようと思った。

・矯正について:運良くSWAを作ったAndrewsの本を読み、正しいブラケットポジションを知れた。そこから、スライディングメカニクスを報告したMclaughlinの本や、プロフィトの現代歯科矯正学などの名著に出会うことが出来た。プロフィトの本は、難解で分厚い本であるが、矯正治療について包括的で詳細に書かれている本なので、どんなに時間がかかっても読み切りたいと思う。また、手技についても、ブラケット治療は全然出来なかった最初に比べると、指示されたらある程度のことは出来るようになったので、上司からはまだまだだと言われるが、自分としては及第点と感じている。ひとつ上の先輩たちはもっともっとうまく、自分は必要とされているレベルには達していないので、上達したい。